実践的な知識や技術を学べるゲーム専門学校ですが、具体的な学習内容はコースごとの違いもあったりと、かなり細分化されます。例えばゲームプログラミングコースを見てみましょう。このコースは根幹であるプログラムを制作できる人材を養成しています。開発ではC++やC#などの言語が主に使われていますが、これらを習得して実際に開発を授業でも行います。さらにゲームエンジンやフレームワークを用いた開発も学べるので、業界で開発者として即戦力で働きたい人にはおすすめです。またゲームプランナーも専門学校でコースがよく設けられています。企画に携わるため、シナリオを書いたり全体の構想を練ったりといったことが好きな方には特に向いています。専門学校では企画立案からプロジェクト進行まで、きっちりと学べます。
ゲーム業界は専門学校を卒業した人たちにどういったものを求めているのでしょうか。その1つとして多くの企業が挙げるのが意外かもしれませんが、コミュニケーション能力です。現在は一部のインディーズゲームなどを除けば、ほとんどがチーム開発によってゲームは制作されています。そのため開発能力はもちろんのこと、チーム内での自分の役回りを理解して共同で作業に取り組める人材をゲーム会社は必要としています。当然その中にはペアプログラミングやアジャイル開発といった方法も含まれます。またCやJavaといった言語知識や各種フレームワークを扱えるだけの能力も当然必要です。もちろん入社後にこれらの能力を伸ばすこともできますが、専門学校に在学する内に伸ばしておくと入社後から活躍できるでしょう。